発達障害の27歳女性と話した「就労するためのポイント」

障がい者が就労するなら、間に就労支援サポーターを入れた方が良い

 

僕は成人した発達障害者向けの自助グループに入っている。特性上、周りに理解を得られないことが多いため、こういった場所にはよく顔を出している。

 

そんな中で出会ったのが、27歳の女性。彼女も発達障害がある。よく顔を合わせるのだけど、僕がコミュニケーションも苦手なこともあり詳しいことは聞けていなかった。

 

ただ、彼女も僕と同じように職場を転々としていた時期があるという。今は障害者枠で働けているそうだが、そこに至るまでが大変だったそうだ。

 

どんな大変さがあったかというと

 

① 障害者枠で入社したのに、会社内では一般同様の働きを命じられた
② 自分で仕事を見つけたので、何かあっても会社側との間に第三者がいなかった

 

この2つの問題を多く抱えたというのは、障がい者なら通る道なのかもしれない。

 

どうしても情報が少なくなりがちというか、一般求人と違って障害者枠も少ないため問題が起こると苦しい。

 

そこで、僕たちが話をしていて通じたのは「就労は、必ずアドバイザー(支援員)を入れた方が良い」という事だった。

 

27歳の女性も納得していた、就労支援サポーターを入れるべき理由3つ

 

就労するポイントとして、「支援サポーターを入れるべき」という話をしたのだけど、3つの理由がある。

 

支援員が代行して就職先と交渉してくれる

 

支援員が代行して就職先と交渉してくれるのはいい」というのは、お互いに頷ける話だった。僕も支援員さんにお世話になってはいないが、派遣会社で代行して就職先と交渉してもらったことがある。

 

一般的に、個人と企業が契約する場には誰もいないので、企業側が有利に立ちやすい。企業はお金を支払う立場なので、雇われると休日やシフトのことが言いにくいこともある。

 

最初は週3出勤の約束だったのに、忙しいからという理由で、勝手に増やされたり。体調を含めてコンディションを整える意味で、最初は勤務も少なくしたのに・・とも言いにくい。

 

こんなことにならないように、支援員さんが代行して就職先と交渉してくれるのは大きい。当人同士の問題にさせないようにしてもらうためにも、サポートはあった方がいい

 

理解が得られない職場だった場合、角の立たない伝え方をしてもらえる

 

また、障害のあることを理解してもらって入社しても、職場内まで理解が伝わっていないこともある。

 

ぼくも、とある場所で働いた時に感じたことだった。ちょっと困ったけど・・という時に、あまりにもお願いすることが増えると迷惑がられてしまう。

 

限度はあるのだけど、「これだけは苦手」ということをあらかじめ言ってあるにもかかわらず、理解されないのは辛かった

 

こういう時に、何伝える手段があればと思ったのだけど・・。「角が立つのではないか」と不安で、結果的に言えずじまい。

 

これについて、やはり支援員がいるのか、いないのかでは違うと彼女。確かに、理解が得られない時に客観的に第三者から助けられるのは大きい

 

見張り役(支援員)の存在でパワハラなどを受けにくい

 

最後は、支援員さんの存在そのものが見張り役となっていることだ。自助グループには就労している人も多くくるのだけど、パワハラやサビ残などブラック企業に勤めているという人は個人で契約している人が多い。

 

逆にトラブルの無い人は、偶然とは思えないほど支援員さんを仲介させている。これはとても意味があると思っていて、企業側も「何かあれば支援員に相談される」と思っているように思う。

 

パワハラはもちろん、サビ残など労働法に守られるための準備というべきか。問題があるときに助けてくれる人がいるのは、とても大切な事だ

 

障がい者が、サポーターをつけて働ける求人サービス

 

では、どこでサポーターを見つけるかという話だが、ハローワークなどを経由すると見つけられることは多々ある。ぼくの場合は、どうしても給料面でハロワ求人を使わなかったのだけど(汗)

 

その他にも、理由があって障害者サポートを受けられる場所を知らない人も多い。

 

「誰かサポートしてくれる人が、都合よくいないか」と考えれば考えるほど、どうすればいいのか分からない。

 

しかし、今は求人サイトも障害者フォローに力を入れてくれるようになった。たとえば、僕の友人も使って就職した障がい者向けの求人サイトアイエスエフネットジョイを使うと良い。

 

ここは、20~30代の転職実績も多い求人サイト。もちろん、支援の一環としてアドバイザーがついてくれることになっている

 

マスコミにも取り上げられるなど、全国に広がっている良質な障害者求人サイトなので、気になる方は試しにサイトを読むだけでも違う。

 

もちろん、人によっては障害者枠は絶対に使わないという人もいるのを知っている。そのため「就労して、こんなはずじゃなかった・・」と悔やみたくないという人だけチェックしておくことをオススメする。

 

詳細についてはこちら⇒アイエスエフネットジョイ


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