Q経歴詐称は会社にわかりますか?A基本的にはわかりません。
履歴書や職務経歴書に嘘を書くと、「後になってバレたら・・」と思う事もあった。
僕の場合、派遣会社で仕事を探し始めたのを境に、経歴詐称をするようになったが都合の悪い部分だけ削除という典型的な詐称をやっていた。
これはいくら派遣で書き方を指南されたからといって、書き変えること自体は自分の意思になるので自己責任。会社からつっこまれたらと思うと不安になる。僕と同じような境地にいる人もおそらく同じような思いを抱えているだろう。
しかし結論からいうと、基本的にばれる事はない。そう思う理由は実体験から来るもので、会社から追求された事もなければ、"バレた"という出来事もなかったからだ。もちろん根拠もあるので、3つのQ&Aコーナーでまとめておく。
原則、自分から言わないとわからない。
原則的に個人情報として扱われている経歴に対しては、会社側の判断で知ることはできない。たとえば年金加入記録などは、年金手帳には何も書かれていない事が多い。
もし会社側が知りたいなら年金事務所に問い合わせという形になるが、その場合は会社から問い合わせる事はできない。理由は本人しか知る事が出来ないなど個人情報保護の観点から厳しく取り扱われているからだ。
そもそも会社側から「あなたの過去の記録を知りたい」と言われるケースが少ない。疑う暇があるならさっさと仕事に取り組む企業がほとんどだ。
ちなみに僕も会社側から過去の厚生年金について聞かれた事がある。「年金とかどうしてるの?」と聞かれたが、こう聞かれると言う事はそもそも情報が会社側に入らない事を表している。
原則、会社側に知られる事はない。
雇用保険への加入記録はハローワークでわかるが、これも個人情報として扱われているため会社側に勝手に情報が渡るという事はもちろんない。先ほどと同じで自分から話さないとまず分からない。
もしこれをハローワークが漏らす事があれば立派な「守秘義務違反」という状態になるので、損害賠償請求などの可能性にも発展する。
ちなみにここも僕の経験上問題ないと見ている。会社の雇っている社労士の方から直接聞かれた事がある。「前の会社の雇用保険どうなってますか?」といわれたことだ。僕は「わからない」と言っておいたが、その後にケチをつけられた事は一度も無い。
これもまたウヤムヤでも会社側には分からない事が僕の経験から実証されている。
結論からいうと、学歴や資格の詐称はやめた方が良い。
「卒業証書や資格証書を偽る」という書き方をされる人がいるのも事実。ただ僕の経験上、この部分だけは詐称すべきではないと思っている。
というのも、年金や雇用保険に関しては会社側も調べるメリットがあまり無い事に対して、資格といった免許などは現物(資格証明、卒業証明)をメリット云々を超えて要求する事もあるからだ。
例えば、自動車を運転する仕事があるとしよう。会社側は無免許で乗られて事故を起こされたら、社会的な信用損失に繋がりかねない。そのため会社側からの最低限チェックとして免許の確認を求められる事もある。
近年は、無免許で運転業務をしていたと問題になるケースも出ている。そのため会社側も慎重だ。僕も介護を少しだけ経験したが、面接に受かって働きはじめてしばらく経った時に、「ヘルパーの資格証と自動車免許のコピーを取らせて」と事務側から言われている。
ハローワークや年金事務所などで発行してもらう物なら手間暇が必要な為つっこまれにくいが、資格証書など自分で管理している物に関してはこのように提出を求められる事もある。
露骨なまでに高学歴を記載していたり、資格一つで仕事につけるような権威ある免許に関しての嘘は「書かない方が良い」といえる。
"基本的"にはバレないという書き方をしてきたが、例外としてバレるかもしれないケースを書いておく。それは、履歴書に書いてある職場に過去に在籍の記録があるか問い合わせる会社に入った場合だ。
僕の場合、今まで12回も転職しながら過去を調べられるような会社に当たった事が無い為、経歴詐称が会社側にバレる感覚がない。ただ、ネットなどでは過去を調べられたという人の意見も見るので僕の中では絶対にバレない物とまでは思わないようになった。
過去の仕事場にまで連絡する会社は少ないので、この人なども典型的だが履歴書をちょっと変更するくらいなら誰でもやっているだろう。
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